【子供に学ぶ】若さの秘訣
僕の母親は80歳を過ぎているのだが、日常の会話の中で昔話がかなりの割合を占めている。
子供の頃の話、働き出した頃の話、結婚したての頃の話、かつて生きていた父親と行った旅行先の話などなど。
しかもびっくりするほど鮮明に覚えている。
逆に僕の子供はまだ小学生高学年なのだが、あまり昔話はしない。それよりかは未来の話をすることの方が断然多い。今度アレをしたい。アレが欲しい。あそこに行きたい。大きくなったらアレになりたいなど。
当然なのかも知れないが、過去の話をすることはほとんどない。
しかもつい最近のことなのに幼稚園時代のこととかはほとんど覚えていない。
そこでふと思いついたのだが、人間は長く若々しくいようと思ったら、未来のことに思いを馳せればいいのではないか。これからしたいことや行きたい場所など、それが実現できるかどうかはさておき、口に出すことが若さの秘訣ではないかと。
例えば75歳のおじいちゃんが「近々カナダでスノボしてみたい」とか、「来年バイクの中免取りたいねんけど、どう思う?」とか言ってたら、その人に対してはきっと年齢より若い印象をもつのは間違いない。
しかし例えば25歳ぐらいの青年が「俺が高校の時は…」とか、「2年前に行った旅行の時に…」とか、過去の話ばかりしてると何か少し後ろ向きな印象を受けるかも知れない。
人生100年時代、僕もそろそろ折り返し地点にいるのだが、もう過去の自慢話なんぞをしている場合ではない。未来の自分を追いかけていこうと思った。